「イギリス流 小さな家で贅沢に暮らす」を読んで

気ままに読書日記
ネリー
ネリー

心地よい暮らしについて考えさせられる良書です♪

最近読んで面白かった本、『イギリス流 小さな家で贅沢に暮らす』

欧州の家って広いイメージがあったのですが、イギリスの平均住宅床面積は約85㎡。

新築住宅になるとさらに小さく、70㎡程度。ヨーロッパの中で1番小さいそうです。

小さな家と言われている日本の平均床面積が94㎡なので、

アレ?イギリス人は日本より狭い家に住んでいたの??と、先ずビックリします。

その上、ロンドンでは住宅高騰が続き、平均住宅価格は8000万以上。

住居をコンパクトにせざるを得ない状況です。

また、イギリスの大半の住宅は築70年以上経過した中古住宅。

そんな背景もあってか、

広い家よりも、こぢんまりとしたサイズで且つ、個性や歴史のある家が人気があり、愛されているそうです。

小さな家で賢く楽しく暮らす知恵や工夫が随所で紹介されているので読んでいて楽しく、

また、イギリス人ならではの住宅哲学がとても面白いです。

例えば、扁平率と庭。

敷地面積一杯に家を建てるのではなく、緑に彩られた庭を求める国民性なので、

決して広くない敷地でも、2/3が庭、残り1/3に小さな家といったケースが珍しくありません。

庭も2種類あり、

通りに面した小さなフロント・ガーデンと、家の奥を抜けた先にある広めのバック・ガーデン。この2つが揃っていてこそ”庭”なんだとか。

通りを行き交う人の目に触れるフロント・ガーデンは半分公的な場所なので、手入れは欠かさず美しく保ちます。

さすがガーデニングの国!と思いますが、

イギリス人が自慢する”本当のガーデン”は、家の奥にあるバック・ガーデン。

そして、バック・ガーデンは寛ぎのプライベート空間なので、用途はガーデニングだけではありません。

大抵の人がガーデン・テーブルと椅子を揃えており、庭を観ながらワインを飲んだり、ご飯を食べたり、憩いの空間として利用するのだそうです。

つまり、プライベートの空間としてのロケーションを大切にしているので、

住まいは広さや築年数よりも眺望重視。

レイアウトが良ければ暮らしやすいので、”家はコンパクトでいい”という考え方です。

実は偶然にも、我が家の間取りもこの考え方をしていて、

開口部を日当たりの良い南向き(表通りからよく見える)ではなく、人の視線が気にならない東側の庭に向かってつけました。

これが大正解で、

窓を見るたびにプライベートな庭の風景が映るので、のんびり寛いだ気持ちになります。

また、自ずと庭を綺麗な楽しい空間にしたいという意欲も湧いてきます。

住まいに何を求めるかは、本当に人それぞれですが、

私の場合は、”寛ぎのプライベート空間”であることが大切なので、

こぢんまりした居心地の良い家をテーマにした本書はとても参考になりました。

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