SDGEs -アイスランドの事例から考える、ジェンダーと仕事-

大人の女性研究所
ネリー
ネリー

少し昔の記事ですが、とても興味深かったので。


今から半世紀前に、アイスランドの女性達が一斉ストライキをした歴史的事件を私は初めて知りました🇮🇸

1975年10月24日、アイスランドの成人女性の9割が一丸となって仕事や家事、育児を放棄。

女性人口の20%に当たる2万5千人が首都に集結し、男女平等を訴えました。

そう、注目すべきは、仕事だけでなく家事や子育ても放棄した点です。

現在、世界一男女平等な国と言われるアイスランドでも50年前は、家事育児は暗黙の了解で女性が当たり前にやるべき仕事だと思われていたのです。

この日、高齢女性達も夫に『今日はあなたにコーヒーを淹れません』と宣言してレイキャビックへ向かったと記録されています。

なぜ彼女達は一致団結してストを強行したのでしょうか?

それは女性がどれだけ国の基盤を担っているか、ということを認識させる為だそうです。

この日、幼稚園や学校は職員不足で閉鎖となり、父親が職場に子供を連れていき、印刷係がほとんど女性であったため、新聞は印刷できず、あらゆる商店も店を開けることができませんでした。電話交換手も応答せず、いくつかのラジオ放送局でも止むを得ず放送停止となりました。

“当たり前だと思っていたものを失えば、その大切さに気が付く”というのが、このストの狙いで、それは平和的に1日だけ行われました。

そして、このストの5年後に、世界初の女性大統領が誕生します。

初の女性大統領ヴィグディス・フィンボガドゥティルさんは次のように語っています。

「ストの翌日にはぜんぶ元通りになりました。しかし、女性が男性と同じように社会の柱を支えているという認識を持てたのです。たくさんの会社や組織が打撃を受け、女性の力や必要性が明らかになったのです。根本から人びとの意識を変えました。」

彼女は16年間アイスランドの大統領を務め、女性教育の発展を追求し、「女性を失望させない」をモットーに若いアイスランド人女性のロールモデルとなりました。

女性の労働者団体の呼びかけから始まり、SNSのない時代に口コミを通じて広く伝えられ、結果としてアイスランドの女性の殆どが参加し、社会を変革した凄い事件を受け、10月24日は女性達が平等の権利を勝ち取った日として、アイスランドの”女性の休日”記念日に制定されています。

また、全国の女性達が男女平等を求めるこのストライキは1975年後も継続し、2023年にも男女の賃金格差是正を求めて7回目が行われ、ヤコブスドッティル首相も参加しました。🇮🇸🇮🇸🇮🇸

私は今まで漠然と、北欧は男女平等でいいなぁ〜とお気楽に捉えていたのですが、彼女たちは50年も前に団結して権利を主張し、家庭も社会も女性が居るからこそ成り立つ事を証明した結果だったのだと、ようやく理解しました。

今現在、世界で最もジェンダーによる差別が無いとされるアイスランドに対して、日本は過去の最低125位です。

日本で女性は賃金の支払われないシャドーワーカーとして家事+育児+介護をしながら、男性より圧倒的に低い賃金で仕事をして僅かな給料から納税もしろと、無理難題を突き付けられています。

さて、どうしたものでしょうか。

国中の女性がストライキを起こした日。1975年、アイスランドの「女性の休日」【画像集】

参照: huffingtonpost.jp

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